都市再生ストリートアート オガルナ2.0 | OGARNA. 2.0 Urban Forms


*URLをクリックするとGoogle Cultural Institute (Street Art) が立ち上がります
https://www.google.com/culturalinstitute/exhibit/ogarna-2-0/



都市再生アートプロジェクト OGARNA. 2.0

ポーランド北部の港町、グダニスクの旧市街地にあるメインストリートのオガルナ通りをストリートアートで再建するパブリックアートプロジェクト。プロジェクトはウッチ市のNPO団体アーバンフォームスに委託して行われました。


街を歩いている時、ふと目に留まったものに心を奪われることがありませんか?
ショーウィンドウの中の飾り付けや、店先に咲く小さな花でもなんでもいいのですが、ふと何かに惹き付けられた時、あなたの心の中にはあなただけの美しい世界が広がっています。自分自身に立ち返る豊かな瞬間を与えてくれるもの、それがアートです。



第二次世界大戦で、オガルナ通りを含めたグダニスクの街の大部分は破壊され、多くの修復が行われたにも関わらず、現在も大戦前の華やかなオガルナ通りの魅力と雰囲気は回復されていませんでした。そこで、以前のグダニスクの街の栄光を再建し、観光客を呼ぶアーティスティックな改築を行うために、ポーランドの若手ストリートアーティストによる都市再生アートプロジェクトOGARNA. 2.0が始動されました。


このプロジェクトは、ポーランドの雑誌"Polityka"で2014年のビジュアルアート分野で最も重要な文化活動に挙げられています。



ビル№95:気圧計からインスパイアされた図案。
Theosone (Adam Kłodecki)の作品。ポーランドの工業デザイナーで、伝統とモダンの融合したイラストやレタリングデザインを手掛けるアーティスト。





ビル№3-5:M-City (Mariusz Waras)の作品。ポーランドのグラフィックアーティスト。数百ものミューラルアートを手掛けたトラベラーでアマチュアの建築家。グダニスク美術アカデミーのグラフィックアート科を卒業。現在はアカデミーでイェジー・オストグルスキー教授の絵画スタジオで助講師をしている。





ビル№125:Cekas (Łukasz Berger)の作品。ブロツラフのストリートアート、グラフィティアーティスト。





ビル№120:Proembrion (Krzysztof Syruć)の作品。建築家で幾何学模様や抽象的なグラフィティ、アルゴリズム的CG、3Dインスタレーションやドローイングに関心を寄せている。





ビル№6:Otecki (Wojeciech Kołacz)の作品。絵画からグラフィティ、ストリートアート、イラスト、彫刻をボーダレスに扱うポーランドで人気のあるアーティスト。





その他のアーティスト:
Pener (Bartek Świątecki)
Maciej Pakalski
Chazme (Daniel Kaliński)




Urban Forms (Mural Art Map/City of Lodz) :
http://www.galeriaurbanforms.org/

このプロジェクトに協賛したアーバンフォームスは、ウッチ市でパプリックアートの水準を上げ続けているストリートアート集団。ポーランドで活動している同世代のアーティストや、建築や都市化の勉強をしている人を支援しているNPO団体。現在はグダニスクにあるシェローカ通り(Szeroka Street)でも同様のプロジェクトを行っている。

ウッチ(Lodz)の街は世界中のストリートアーティストの作品が描かれている

*現在も世界の多くの地域では、ストリートアートは違法のくくりに入っていますが、ポーランドでは共産主義崩壊以来、とくにウッチとグダニスクでは街を永続的なアート展の場にするために市がストリートアートに融資しています。

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