砂漠の建家 エド・フリーマン写真集 | Desert Realty - Ed Freeman Photographs



Desert Realty


このシリーズは2000年代初めにまったくの偶然から生まれた。エド・フリーマン氏は夜明けと夕暮れ時の薄明かりの光景を撮るために砂漠へと向かった。その間の日中、彼の言葉によると「景色は、とくに砂漠の風景はびっくりするほど退屈だった」。
他にやることもなく、カリフォルニアのパームスプリングとデスバレー周辺の小さな町を探索することにすると、「建物がなかなかよくてね。その写真を撮ることにしたんだ。そしたらすごく気に入ったよ」

過去数十年に渡って、小さな町の建家はほとんど取り壊されてしまった。そう、ある意味ではフリーマン氏はこの忘れられた僻地の建築物を記録したことになる(彼の次の目的地はオハイオ南部である)。

周りには何もない沿線の忘れられたレストラン、”イカした” 家屋やがれき達。
忘れ去られた建築物でさえ魅惑的な何かを秘めている。魅力的なファーストフードレストランはありきたりで平凡なものに成り果ててしまった。「時々、郊外の建物が完璧だと気が付くことがある。そんな時は写真を撮らないとね」














■ エド・フリーマン(写真家)
アメリカ、ボストン出身。ミュージシャンとしてキャリアをスタートし、ビートルズの最後のツアーマネージャーを勤めた。ギタリストとして多数のレコーディングにも参加。ドン・マクリーンの”アメリカン・パイ”を含む24タイトル以上のアルバムプロデューサーとして活躍。
25年前に写真の世界へとのめり込み、広告の撮影やファインアートフォトグラファーとしてギャラリーや美術館での展示や写真集の出版を行っている。近年は撮影のために世界中を旅行したり、サンタモニカ大学ではPhotoshopの講師を勤めている。




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